創作・エッセイ 秀韻と雄節 2023年4月1日 ぬぃ 易の林 清・劉熙載『芸概』巻三「賦概」につぎのような批評がある。 枚之秀韻不及宋、而雄節殆于過之。枚乗の秀韻は宋玉には及ばない。それでいて雄節は殆どこれを上回る。 宋 …
おすすめ記事 感性と知性の形容詞 2023年3月27日 ぬぃ 易の林 大学二年の終わり頃に、民国期の楚辞学者 姜亮夫の「詩騒連綿字考」という本を読んで、それ以来いろいろと遍歴して思っていることを。 まず、この本には『詩経』と『楚辞』(騒は …
創作・エッセイ 王闓運 2023年3月15日 ぬぃ 易の林 詩の匂い、あるいは色・質感というのは何によって生まれるかと問われれば、人の生まれ持った心の色から生まれるのかもしれないということを一つ書いてみます。 王闓運(おうがい …
創作・エッセイ 尾瀬の雷 2022年12月25日 ぬぃ 易の林 尾瀬の雨茫茫雲夢澤、碧羅千里敷。俶然秋雨来、霈霈溢枯壺。茫々たる雲夢の澤、碧羅 千里に敷す。俶然(たちまち)にして秋雨来たれば、霈々として枯壺に溢す。 今年の七月終わ …
創作・エッセイ 詩歌と占術、あるいは優美と晦昧の庭園美 2022年12月17日 ぬぃ 易の林 占いに詩歌が取り込まれたときに起こる文章面での現象について、洋の東西を問わずに思っていることを書きます(占星術ブログでも同じ記事を書いたのですが、それなりに重要なことだと思うの …